民集・刑集

 授業中に「この判例は民集○×に載っている」などと聞いたことがあると思いますが、民集・刑集とは何のことか分かりますか?
民集:「最高裁判所民事判例集」 刑集:「最高裁判所刑事判例集」のことです。
 最初は下の画像のように「最高裁判所判例集」という表題で発行されます。
最高裁判所判例集
 中を開いてみると、ピンク色のページを挟んで「最高裁判所民事判例集」と「最高裁判所刑事判例集」が収録されています。
 その内容は最高裁判所で下された判決のうち、重要と思われるものを選別し掲載しています。
民集・刑集
 図書室ではこれらを1年毎に「最高裁判所民事判例集」と「最高裁判所刑事判例集」に分冊して製本し、バックナンバーとして移動書架に配架しています。
民集・刑集 製本   移動書架:判例集
ただ、この「最高裁判所判例集」は判決が下されてから、約半年後に発行されますので、即時性は非常に劣ります。
しかし、「裁判所ウェブサイト(https://www.courts.go.jp/)」の『裁判例情報』では主な判例が判決後翌日あるいは数日で見ることができます。ただし参照条文・判示事項・原審(第一審、第二審)の主文・事実・理由などは表示されません。
(Last update May.13 2008)